移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

月蝕の撮影にトライしてみました。

ひょっとして、フィールドスコープを使って超望遠で月が撮れないかと思い立ち、調べてみました。
デジスコ*1というんだそうです。

カメラは交換レンズとかでもつけられたりダメだったり、相性というか規格が複雑で、念入りに調べないと、アタッチメントを買っても装着できなかったなんてことが普通に起こります。
ニコンのフィールドスコープだからニコンのデジタル一眼と組み合わせよう、と基本線を決めて、それ用のアタッチメントを検索しました。
カメラはD40を使うつもりなのですが、フィールドスコープの型が解りません。
スコープ全体をなめるように見てもどこにも型番らしき刻印もシールもありません。
アタッチメントの説明には取り付けられるカメラの型と、使用できるフィールドスコープの型が明記されています。

あちこち検索してやっと私のフィールドスコープの型番が解りました。
型番と言えるのかどうか「フィールドスコープⅠ型」(1981年製)というのだそうです。
ニコンが最初に出したフィールドスコープで、要するに型番なんてふらなかったんですね。

で、数種類あるアタッチメントはⅠ型ではどれも使えないことが解りました。


振出しに戻る。


再度ネット検索すると、どうやらコンパクトデジカメを使ってデジスコできるらしい、ということが解りました。

手持ちの機材を組み合わせてみました。

  • ニコンフィールドスコープⅠ型

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  • RICHO GRDIGITAL2

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  • Velbon Z-5000

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本番に向けてテストしました。
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これなら何とかなりそうです。

問題点もあります。

  • フィールドスコープとカメラが固定されていないので月の位置がバラバラになる。
  • フィールドスコープは三脚に固定してあるので月の動きに合わせてレンズの向きを微調整しなければならない。
  • 寒そうだ。
  • 仰角がきつくて首が痛くなりそうだ。
  • 何より問題なのは月を撮るのは初めてだ。

などです。

とにかくたくさんシャッターを押すことにしました。
数うてば当たるだろうということで。

庭に三脚を据えてスコープを覗き込み焦点を合わせたところでカメラをスコープの接眼レンズに密着させてシャッターを押します。

カメラの向きが少しでもずれると真っ黒な写真しか撮れません。

  • カメラの角度を微妙に変えながら数回シャッターを押します。
  • IS0感度を変えて同じことを繰り返します。
  • シャッタースピードを変えて同じことを繰り返します。


寒いのですが(フリースは着ていましたが素足でサンダル履きでした)、様々な組み合わせでシャッターを押すのに夢中でさほどには感じませんでした。
そして、時間が経つにつれて月の仰角が高くなりスコープを覗くのが辛くなってきました。
無理して首を反らして焦点を合わせました。
そんなこんなで、寒さと体の窮屈さに負けて月蝕の終焉まで観察することはできませんでしたが、撮った写真は500枚を超えていました。
1/3ほどは真っ暗で何も映っていません。
おそらくカメラの角度が悪くてケラレてしまったのでしょう。
カメラの液晶モニターには月をとらえていたのに、写っていないんです。
写っていてもほとんどがISO感度の設定やシャッタースピードの設定がまずくてイメージしたようには撮れていませんでした。


それでは力作をご覧ください(^_^)v
19:45
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22:05
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23:28
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撮影を終えてすぐにお風呂に飛び込みました。
全身がジンジンとして、冬を実感しました。

今、htmlとスタイルシートの勉強中でして、このエントリーはその都度手を加えていきます。
もう少し見やすく、そしてイメージしていることを表現できれば、と思っています。