移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

ツール初日から波乱!

まずは落車。
ツールは落車が多い。
100回記念の今年の落車のうちの2回は主催者側の責任による落車だと思った。
道路サイドに地面すれすれに横断幕のように長く設置された旗?(布)に選手が引っかかっての落車が2回あった。


コルシカ島にツールが行ったのは初めてとかで、過去99回のノウハウが生かされなかった模様。
道路サイドの横断幕なんてツールで初めて見た。
地元が頑張ってこの横断幕を用意してツールを盛り上げようとしたのだろうけど、完全に裏目に出た。
解説の栗村さんが、ラジオツールで監督車に対してこの先、旗があるので気をつけるように、とアナウンスされていると言っていたのはこのことか?



さらに、残り10数kmというところで、ゴールゲートにチームバスの屋根が引っかかって立ち往生しているとの情報。
ゲートが低かったのか、バスの屋根が通常より高かったのか。
まもなく選手がゴールするということで取られた措置は、ゴールを3km手前にする、というもの。
ラジオツールで監督車にアナウンスして、各チームの監督は無線で選手に情報を伝達。
残り8kmだったのが一気に残り5kmになっちゃった。



新しいゴール地点が国際映像に映し出された。
栗村さん、「これはダメだ」
新しいゴール地点はロータリーそのもの!
ゴールスプリントで突っ込んできたら避けようがなく、ロータリーに激突する。
そんなことを知らない選手たちはゴール地点の変更で多少混乱している様子も、レースは進んでいく。



その後、バスはゲートから脱出出来て、なんと、ゴール地点は元の位置にするというアナウンス。
危険なゴールは回避できた。
そして、当初通りのコース設定でゴールを迎えられた。



しかし、こんな運営はツールだからできるのだろう。
日本では考えられない。
あと10分ちょっとでゴールという時に、ゴール地点を変更するなんて日本の運営だったらまずやらないだろう。
まして、その直後に再度ゴール地点を変更して元に戻すなんて、日本では絶対にできない運営だ。
(日本だったら、今日のレースはノーゲームにするという判断で、ペースダウンさせて、安全にゴールさせるだろう)
これだけ強いリーダーシップを持った運営者は日本では出てこない。



というか、日本が運営してたら、そもそも、バスの屋根が引っかかるゴールゲートを設置するなんてミスをしない。