冬至について勘違いしてました。
冬至に関する3つの勘違い
?冬至とは1年で一番日の出の時間が遅い日のことである。
?冬至とは1年で一番日の入りの時間が早い日のことである。
?冬至とは1年で一番昼の時間が短い日のことである。
今までずーっとこのように思っていました。
ところが今回、冬至前後の日の出と日の入りの時間を調べてみてそれが全然違っていたことに軽いショックを覚えました。
上記3つのことは親から教わり、学校でも教わり、本からの知識でもその通りだ、と思っていたのです。
今回、冬至とはどんなものなのかを改めて学ぶために、自分のメモとして残しておくことにしました。
日の出、日の入り、高度のデータは国立天文台のもので、さいたま市のデータを参考にしました。
?「冬至とは1年で一番日の出の時間が遅い日のことである。」の間違い。
今まで当然そうなのだろうと思っていました。
ところが冬至前後の日の出の時間を表にしたのを見てそうでないことがわかりました。
日の出の時間はだんだん遅くなってきてその後だんだん早くなるのは当然のことなのですが、日の出が一番遅い日が冬至ではなかったのです。
こんな具合です。
〜12/19 6:46
12/20〜12/21 6:47
12/22(冬至)〜12/23 6:48
12/24〜12/25 6:49
12/26〜12/28 6:50
12/29〜1/1 6:51
1/2〜1/12 6:52
1/13〜1/16 6:51
1/17〜 6:50
見ての通り、冬至の日は6:48の日の出の時間が冬至を過ぎてもどんどん遅くなっていきます。
そして最も遅い日の出時間は6:52でそれは来年の1月2日からで11日間も続きます。
冬至の日は1年で一番日の出の時間が遅い日ではなかったのです。
?「冬至とは1年で一番日の入りの時間が早い日のことである。」の間違い。
これについても誤りでした。
〜11/24 16:30
11/25〜11/28 16:29
11/29〜12/4 16:28
12/5〜12/7 16:27
12/8〜12/13 16:28
12/14〜12/17 16:29
12/18〜12/19 16:30
12/20〜12/21 16:31
12/22(冬至)〜12:23 16:32
と、1年で一番日の入りの早いのは12月5日から12月7日の3日間で16:27に日没を迎えていたのです。
冬至の時はもう次第に日の入りが伸びていたのです。
?「冬至とは1年で一番昼の時間が短い日のことである。」の間違い。
これについては上記??とはちょっと違って概ね当たっていると言っていいでしょう。
ただし、一番昼の時間が短い日は冬至を含めて10日間もあります。
(12月17日〜12月26日)
私は一番短い日は1日のみだと思っていました。
その10日間の昼間の時間は9時間44分です。
もうここまで来ると冬至とはなんなのかわからなくなりました。
国立天文台のデータにはもう一つ 高度 のデータが併記されていました。
これはおそらく太陽の最大高度(南中時の高度?)だと思います。
それを見ると冬至の日は30.7°で一番低いです。
どうやらこのあたりが決め手のようですがその高度にしても30.7°の日は冬至を含めて前後各1日の合計3日間あります。
これ以上続けると天文とか数学とかの世界になりそうなのでここでやめます(^^;
柚子湯とかぼちゃで区切りをつけます。
冬至の日差しのもとで
D40