私にとっては非日常。
先輩が八ヶ岳の麓、小海線沿いにセカンドハウスを持っています。
東京には週1ペースで帰っているのでどちらかというと東京の家がセカンドハウスみたいなんですが。
私はそこにほぼ月1、お邪魔しています。
今回の八ヶ岳行きは、初めてのコメ作りで収穫した新米をわけてもらうのと、以前、ある伝手で購入することになったワインを取りに行くのが主たる目的でした。
お米
田んぼの広さは通常の田んぼ1枚(単位が解りません、たぶん1反?)の40%ほどの広さのところでした。
田植えは行きませんでしたが、途中の草取りとか、あちらに行ったときは朝夕の水の見回りとか稲刈りとかしましたよ。
収穫は180kgオーバーだったそうです。
たぶん標準よりはだいぶ少なかったんだろうと、憶測しています。
お米は玄米にして30kgの袋に入れて保存してありました。
精米機のあるところに一袋30kgを持っていき精米しました。
この精米機は5kg以下の精米はできないと書いてありました。
30kgを精米するのに300円でした。
精米機の裏の部屋に糠が溜まるようになっていました。
この時期、ほとんどの人が糠を持って帰るのだそうです。
大根を漬けるためだそうです。
夕餉
完全な自給自足の食事でした。
精米してきたお米を炊いて、おかずは大根の葉っぱのつけもので4バリエーション、ニンジンの葉っぱ、キュウリのきゅうちゃん漬け、大根のからし漬け(これがメチャおいしかったので大根とレシピを貰ってきました)、日本酒とワイン(どちらも頂き物)。
飲むにつけ、昔の話、今年の話、来年の話と尽きることなく話し続けました。
早朝の散歩
昨夜の薪ストーブの燠がまだ残っていたので新たに薪をくべてストーブに火を入れます。
ベランダに置いてある寒暖計はマイナス4℃。
昨夜も星がよく見えましたが、今朝も雲一つない空が明けようとしています。
すっかり葉を落とした樹木の間から富士山のシルエットが浮かび上がっています。
それ、とばかりにカメラを持って車に乗り込みました。
ビューポイントへ直行です。
富士山も南アルプスもきれいなシルエットになって夜明け前の空に浮かび上がっています。
一方、反対側の八ヶ岳はモルゲンロートに輝き始めました。
八ヶ岳をいろいろな角度から見よう、と車を走らせます。
南から東に回り込んでいくと刻々と山の形が変わっていきます。
赤岳を真正面から見ようと道を登っていくと鹿がいました。
4頭の群れでした。
とっさのことなのでうまく反応できません。
iPhoneのカメラの立ち上がりがこんなに遅いと感じたのは初めてです。
車を止めて観察していても鹿は逃げません。
もちろん鹿たちは最大限の注意を払っているのでしょうが。
何枚か撮った中で一番まともだった写真が上の一枚です。
修行せねば!