移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

実はタラの芽は山菜の王者だとは思っていない件。

今年も山菜をたくさん採りました。
山に分け入るとタラの芽を取り尽くされて立ち枯れているタラの木の多さに驚きます。
昔から言われている山菜の王者ですので、人気も抜群です。
多くの人はタラの木を発見するやいなや芽という芽をすべて掻き取ってしまい、大きな木だと上の方の芽を取るために折られてしまっていたりします。
その結果、枯れてしまうのですが、さすが山菜の王者、採り尽くされたと思っても来年ちゃんと別の木が育っているのです。
これって結構不思議です。



さて、私は20年以上前から、実はタラの芽より美味しいんじゃないか、と思っている山菜があります。
当時も今も、タラの芽は山菜の王様だ、という常識(?)があるし、イマイチ自分の味覚を信じきれない私は、「こっちのほうがうまい」とは言えなくて密かに心に秘めていました。



ところがここ数年、その山菜がタラの芽の人気に肉迫してきたのです。
その名は「コシアブラ」。
実は、地元の人は普通に美味しい山菜だと、天ぷらなどにして昔から食していたのです。
タラの芽のように流通に乗らない山菜なので、多くの人が知らなかっただけなのです。
それがこのところ、流通に乗るようになり、そのおいしさからタラの芽と人気を二分するほどになったのです。
スーパーなどではタラの芽よりもいい値段をつけていたりします。
需給バランスが崩れているのです。



人気が出てくるとそれ目当ての人が急増します。
今年はコシアブラはそれほど採れませんでした。
木を見つけても、芽を採られたあとだった、というのばかりでした。



そこで、今年は目標を変えました。
タラの芽やコシアブラと同じウコギ科のハリギリの芽を狙いました。
山に分け入るのですが、この木、なぜか野ばらに囲まれているんです。
藪をかき分けるのでも結構なアルバイトなのに、野ばらをかき分け、踏みつけしてやっと木にたどり着きます。
この時点で結構、あちこち刺にやられています。
そしてハリギリも刺だらけの木なのです。
刺と格闘して収穫します。
半袖厳禁です。
脚を守るため、動きにくさを犠牲にしてGパンを履きました。
そうして収穫したハリギリは天ぷらにしてビールと共に胃袋に収まりました。
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さーて、明日はワラビ採りだ~。