観音平から青年小屋を目指しました。
雨とはいっても,雨具の上着だけ着れば大丈夫なくらいなので,ズボンは履きませんでした。
ザックカバーはつけました。
でも,他の人たちは全員レインウェア上下,(中にはスパッツも),ザックカバーという装備でした。
我々がものぐさなだけでした。はい。
雨で見晴らしはないので,編笠山は巻道を行きました。
あと1週間か10日ほどで小屋閉めだといってました。
夜は妙に寒く,パートナーは風邪をひいたと言ってました。
ワンカップの「真澄」を2つ飲んで早々に布団に入りました。
布団はちょっとかび臭かったです。
翌日は晴れ渡りました。
トイレから富士山が見えました。
水場(乙女の水)で水筒を満たして,出発しました。
この日は,権現岳〜三ツ頭〜天女山〜八ヶ岳クラブ(柳生博さんのお店)〜甲斐大泉駅
というコースを歩きました。
青年小屋から樹林を登り,「のろし場」まで来ると あとは快適な尾根歩きでした。
岩場,鎖も少しあって,適度に緊張しました。
富士山,北岳,甲斐駒,仙丈,中央アルプス,御嶽山,白山,穂高,槍 等々,全てが見えました。
権現岳手前でザックを置いて,赤岳との間のキレットをちょっと見に行きました。
来年は赤岳からキレットを越えて,こちらに来ようと思ってます。
鎖場を降りて,鉄の梯子があって,…
うん,うん,大丈夫そうです。
権現岳を越え,三ツ頭をすぎ,前三ツ頭までは気持ちのよい尾根歩きが続きました。
すばらしい眺めもこれで見納め,と,前三ツ頭で少々長めの休憩を取りました。
前三ツ頭からはしばらく激坂下りが続きました。
7月に行ったあの,七倉の下りにも匹敵するところがありました。
ただ,ロープが要所要所に張ってあり,道もとてもよく整備されていて,慌てなければ,
危険はありません。
やがて,はっきりと勾配が緩やかになったのがわかり,ずんずん下っていくと,下の天女山からの
観光客用(?)の道になり,休憩用のベンチが現れました。
ここは観音平への分岐にもなっていました。
まもなく天女山の駐車場に出ました。
地図を確かめて,甲斐大泉の駅まで歩くことにしました。
八ヶ岳クラブは今日も満員でした。
ちょうどお昼なのであちこちお店を探しながら歩き,とあるパスタのお店に入りました。
近所で採れたきのこを使ったパスタとグラスワインで休憩しました。
甲斐大泉の駅で時刻表を確かめてから,恒例の,山行の締めくくりである,温泉に行きました。
汗を流し,新しい服に着替えてさっぱりとして,家路に着きました。