立て続けにベルギービールを飲む機会がありました。
味とアルコール度数のバラエティは大変なものです。
ベルギーではいいワインが収穫できず、必然的にビールが発達したのだそうです。
さらに、いいホップが収穫できないのでフルーツとかハーブとかのフレーバーを封じ込めた独特のビールが出来上がっています。
ベルギービールはその味もさることながら、器も楽しいです。
それぞれそのビールを飲むための専用グラスがあります。
形はさまざまで、一番多いのが聖杯をかたどったものだそうです。
中には、グラスのそこが尖っていてそのままではテーブルに置けないものもあります。
尖った底を受けるための木製の台座がセットになっています。
「ルート・ボック」というビールです。
これらのビールは修道院で作られるものが多いそうです。
トラピストビールというそうです。
修道院の活動資金を得るための量を生産したらそれ以上は作らない、とか
修道院内で飲むためのビールで、一般には流通しないが、院内のカフェでならのめる、とか
なんかワクワクする、薀蓄の宝庫のようなビール達です。
写真のビールは「オルヴァル」というビールで、アルコール度 6.2% です。
専用の聖杯型のグラス「orval」の文字の反対側(裏側)には指輪をくわえる鱒の意匠がデザインされています。
伝説にちなんでいる、ということですが、いったいどんな伝説なのでしょう?
今度、調べてみます。