移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

高速道路1000円を体験しました。

上信越道の横川S.A.で峠の釜飯を食べました。
ここ(横川S.A.)では当然、釜飯の人気は高く、食べ、且つお土産に求める人がひきもきらない様子でした。
有名な横川の峠の釜飯は今では至る所で求めることが出来ます。
横川S.A.以外で私が知っているところでは、碓井軽井沢I.C.を降りたところ、 佐久I.C.を降りたところ、さらには国道18号沿いにも釜飯販売のお店を見つけました。
数多あるドライブインにもあったような気がします。

売り場が沢山あると便利ですが、その分ありがたみが薄れますね。
ドライブしていて、釜飯の売っているところを、さっと通り越してしまってもしばらくいけばまたあるさ、ってね。
便利なんですがなんか機械的というか、流れ作業みたいに感じます。
食べ終わった釜飯の容器置き場があったりして確かに便利なんですが…何か…。


昔は横川駅のホームで駅弁として求めるだけでした。
他にもお店があったのかどうか、私は知りません。
おぎのやの釜飯といえば横川駅と決まっていました。

子供の頃、新潟方面に行くときに(新潟は母の実家があります)横川駅で釜飯を買ってもらっていました。
列車が横川駅に着くと、かなりの数の駅弁売りの人が、例のスタイルで釜飯を販売し始めます。
窓越しに求める人、ホームに飛び出して求める人でごった返していたっけ。
心なしか、横川駅の停車時間は長かったような気もします。
発車ベルが鳴り、ホームに降りた人たちはアタフタと車内に戻り、やがて発車。
その次の光景は瞼に焼き付いています。
釜飯を売っていた沢山の売り子さんたちがいっせいに列車に向かい等間隔で一列に並び、過ぎ去る車窓に向かって深々と頭を下げるのです。
車内ではすでに包装を引き剥がして釜飯を貪り食べて、車外のそんな光景など気づかない人たちもいるのに、売り子さんたちは列車がホームを離れていくまで深々とお辞儀をしているのです。

おぎのやはあの精神を今も受け継いでいるのでしょうね。
すばらしい。