移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

船窪小屋2日目は船窪岳まで行ってきました。

船窪岳から不動岳にかけては登山道の崩落が激しく、毎年のように道が削れてルート変更されている場所もあるとのことです。
かなり山を歩いた人たちでも針の木岳と烏帽子岳のルートが残ってしまっている、とはよく聞く話です。
確かに昔はそれほどに険しく危険なルートだったのでしょう。
どのガイドブックにも危険な道である、と記されていたようです。
しかし今は山小屋関係者の方々のご尽力で登山道の整備も不断に行われていて、確かに切り立った危険箇所はありますが、気をつけて歩けば通過できるようになっています。
ロープや鎖等もしっかり張られています。
私の行った日にも船窪小屋の方とボランティアの方が不動岳の稜線の草刈と登山道整備に出かけていくということで小屋の前で準備をされていました。
ヘリコプターで削岩機を運び上げてそれを背負って(めちゃくちゃ重いです!!)あのアップダウンを運んでいって登山道の整備をするのだそうです。
大変なご苦労です。


今日は私は空身で水とお菓子のみ持参で船窪岳まで往復してきました。
途中、とても怖い水場で水を汲みました。
水場はロープやはしごを伝ってようやくたどり着きます。
崖の途中から湧き出ている水はものすごくおいしいです。
水を汲む時は足元に気をつけるのは当然、崖の上からの落石にも気をつけなければなりません。
小屋の人たちは毎日、この水場で水を汲んでいます。
往復1時間の労働です。
雨の降ったある日、落石が多くてさすがにこの水場に慣れている小屋の人でも1リットルのペットボトルに2本汲んだところで退散した、という話も聞きました。
船窪岳の頂上からは高瀬ダムが奥まで見通せ、その先には槍ヶ岳がそびえていました。
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頂上は木陰になっていて涼しく爽快です。
2時間ほど草の上で昼寝をしました。
空の青がきれいで、眺めていると知らず知らすのうちに眠ってしまいます。
突然、カラカラ、ガッガーンと不動沢のどこかが崩落して、びっくりして飛び起きました。
山は毎日変化しているのだな、と思った次第です。
それと同時に休憩場所をもう少し崖から離れたところに作り直しました。
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稜線にはさまざまなお花が咲いていました。
トリカブトやリンドウが目立ちました。
高山植物って何で紫色が多いのでしょうか。
いや、黄色も多いか。
白も。
写真はマツムシソウというのだそうです。
初めて見ました。
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