移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

連休は五箇山・白川郷へ行ってきました。(その3)

さて、感動の相倉集落を後にして白川郷へ向かいます。
途中にもたくさんの見所があります。
まずは村上家住宅。
大きな家です。4階建て?
合掌造りの家は大きくても小さくても造りは一緒です。
1階は「田」の字のように4部屋が廊下なしで隣り合っています。
そのうちのひとつに囲炉裏があります。
2階の一部は住居として使うこともありますが、ほとんど2階以上の部屋は蚕の為のスペースです。
そうそう、合掌造りの2階以上には柱がありません。
1階は太い梁などを使ってとても頑丈に造ってありますが、2階以上はその頑丈な1階の上に載せてあると思って間違いありません。
村上家住宅や岩瀬家住宅で御当主がそう説明されておりました。



村上家住宅を後にして、五箇山では超有名な菅沼合掌集落へといきました。
こちらもこじんまりとした集落でなかなか素敵でした。
相倉も菅沼も合掌造りの家は現役で、実際に人が生活していたりします。
菅沼では観光客へのメッセージがあちこちに見受けられました。
「これより先へは入らないでください」的な立て札が敷地の中ほどに立てられていました。
ということは、敷地の中ほどまでは観光客が入ってきてもよろしい、と許可を与えているともいえます。
結構ぎりぎりのところまで入れてしまいます。
世界遺産の中で生活するとはこのようなことなのでしょうか。
頭が下がります。
相倉ではこの手の立て札はあまり目立たなかったなあ。
何はともあれ、こじんまりとした魅力的な集落でした。
f:id:uzu_0:20090923103337j:image


菅沼集落からトンネルを抜けて「合掌の里」(だったかな)まで歩きました。
こちらは合掌造りの家を移築した集落らしく、全てが宿泊施設になっているようでした。
茅葺の大きなバンガロー、といったところでしょうか。



そして、岩瀬家住宅にも立ち寄り、見学させて頂きました。
5階建ての大きな合掌造りです。
駐車場から岩瀬家へと歩いていくと、家の前でおじいちゃんとお孫さんが栗の皮をむいていました。
私達が見学すべくチケットを買いに玄関を入ると件のお孫さんが栗の皮むきを中断し、チケット販売のために待ち受けていました。
おじいさんは囲炉裏端に座り、私達のためにお茶を淹れてくださり、説明をしようとスタンバイしています。
とてもわかりやすい説明でした。



駐車場について:
今回、あちこち立ち寄りましたが、ちょっとびっくりしたのは駐車場です。
井波でも城端でも町の中心部に無料の立派な駐車場がありました。
街を散策するのに絶好の立地のところにありました。
たったこれだけのことでとても豊かな気持ちで散策できました。
井波の皆さん、城端の皆さん、ありがとうございました。


村上家も岩瀬家も隣接して立派な大きい駐車場がありました。
こちらも無料です。
東京地方ではまず考えられないことです。




さて、今回の旅の最後はあの白川郷です。
お昼前に着いたのですが、さすがに人、人、人でした。
町営の駐車場に入れようといったのですがどこだかよくわからず、手前のダートの私営の駐車場に停めました。
車を降りて歩いていくと、なぁーんだ、私営駐車場をちょっと進めば大きな町営駐車場があるのでした。
それにしても、大変な人です。
駐車場から橋を渡って荻町の集落に入るのですが、まるで浅草の仲見世のような混雑振りです。
集落の中も大変な人で、とてもゆっくりと見て歩く、というわけにはいきませんでした。
相倉や菅沼と違って、食べ物屋さんもたくさんあって便利ではあるのですが。
白川郷ではほとんどシャッターを押しませんでした。
○○家や××家の見学もパスしました。
私達はどうも人ごみが苦手のようです。
下の写真は白川郷でシャッターを押した貴重な(?)1枚。
和田家住宅です。
f:id:uzu_0:20090923130412j:image

このあと6時間かけて埼玉まで帰りました。
総走行距離は1000kmあまりでした。
往復の高速代は2000円でした(笑)。