第九ではなくて…。
年の瀬が近づくと何故かベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」が演奏されますね。
日本独特のことらしいですが。
上野の東京文化会館のコンサート。
演目はヘンデルのオラトリオ「メサイア」。
250人以上の合唱団。
この合唱団に知人が約2名。
花束を買って大ホールに入ろうとしたら係の人に止められました。
大ホールに花束は持ち込めないんだそうです。
花粉やらなにやらで。
で、花束お預かり所みたいなカウンターがあってそこに預けるようになっていました。
花専用のクロークですね。
「メサイア」は3部構成になっていて、途中で休憩が入るとても長いオラトリオです。
そのなかで私が知っているのは2部の最後の楽曲である「ハレルヤ」のみ。
そう、あの、
「ハーレルヤッ! ハーレルヤッ! ハレルーヤッ! ハレルーヤッ! ハレェールヤー」
という有名な、あれです。
ハレルヤコーラスはなんども聞いたことがありますが、全曲を通しでまるまる聞くのは初めてでした。
そして、パンフレットを見て初めて知ったのですが「メサイア」の歌詞は英語なんですね!
ただ聞いているだけではそれが日本語なのかさえわかりません、あの歌い方では。
東京文化会館大ホールは本当に久しぶりでした。
最初に行ったのは中学3年の時で友達とベートーヴェンの「運命」を聞きに行ったのでした。
当然、改修以前のホールです。
高い天井、広い空間、ひんやりとした空気、音の響き、弦の擦れる音と管のきらびやかな音などに感動して帰ってきました。
以来、コンサートホールの「生音(なまおと)」が好きになり、足繁く通ったこともありました。
今回はオーケストラがメインではなく、合唱がメインでした。
それでもやはり弦の音、管の音にはゾクゾクしました。