全国刑務所作業製品展示即売会

科学技術館で開催するという案内の葉書がきていました。
で、
行ってきました。

「科学技術館」、「案内の葉書」とくれば、ある大手アパレルのセールが有名です。
私のところにも大手アパレルからのセールの案内ハガキが毎月のように郵送されてきます。
そちらの方はまだ行ったことがないのですが、ＣＡＰＩＣのセールは結構欠かさずに行っています。
ほとんどは年1回程度科学技術館で行われますが、一度さいたまスーパーアリーナでも行われました。
もちろん行きました。

ＣＡＰＩＣとは矯正協会刑務作業協力事業の英訳（Correctional　Association　Prison　Industry　Cooperation）の頭文字だそうです。

この、メイドインプリズンはとにかくどれも質がいいんです。
そして価格は抜群に安いのです。
商品はコッペパンからお神輿まで実に多彩で、見て、手にとって眺めているだけでも飽きません。
へぇー、はぁーん　という声があちこちから聞こえてきます。

私が特にいいと思っているものは、革製品、木工、鉄製品です。
過去購入したのは革製品ではドーナツ型クッション、大型クッション等、木工では大工道具箱、魚のカービング、鉄製品ではバーベキューコンロ（大、小）、ガーデンピック等、その他小物多数です。
どれも実に良く出来ていて、すべての購入製品は今でも現役で使用しており、不具合は一切ありません。

刑務所って暇だから手の込んだモノを作るのに向いているのかなあ、なんて考えるのは不謹慎ですかね？
会場ではある製品づくりの実演をしていました。
一瞬、「えっ、実演って、このひとは…」
と思いましたが、まさかそんなことはありません。
どんな模範囚だったとしてもまさか、ねえ。
この方は技術指導をしている方でした。

今回私が欲しくてしょうがなかったものは鉄製品。
薪ストーブです。
なんと3万円！！
一瞬目を疑いました。
30万円ではないのか？！　たったの3万円？！
よろめきましたが、なんとか踏みとどまりました。
購入したって使いようがないですから、使うためにリフォームしなければなりませんから（泣）。

で、購入したのは藍染めバンダナ（徳島刑務所）、はけご（山形刑務所）です。
はけごは以前から欲しくて、でもなかなか売っていなくて、地方へ出かけた時など探したりしていました。
農家の軒先とかにぶら下がっていたりするのですが、どこにも売っていませんでした。
やっとゲット出来ました。
山菜採り、きのこ狩りがさらに楽しくなりました。

妻はカスタネットが売り切れだったとがっかりしていましたが、エプロンを買ったりしてました。
そして、大物を狙っているようで、家具のコーナーでなにやら係の方と話し込んでいました。
カタログをゲットしてきて私にいうには、「直接、それぞれの刑務所に電話してオーダーできるんですって」。
どうやらガラスの扉付きの本箱を狙っているようです。