移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

そういえば「井戸端会議」ってもう死語なんですかね。

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この言葉、めっきり聞かなくなりました。
そもそも井戸がなくなってるし、井戸端ったって、どんな光景なのか想像もつかない人が多いのでしょうね。



私が子供の頃は家の前に共同の井戸があって、近所の5〜6軒の家がその井戸を使っていました。
当然、水道などない時代で、その井戸水で炊事も洗濯もしてました。
洗濯は各家のお母さんが集まって混沌とした中にも秩序があってわいわいがやがやとやってました。
まさに目の前で井戸端会議が開催されていました。



私はよく手伝いをさせられました。
井戸の水汲みです。
ポンプのハンドルを上下させて水を汲むのです。
ハンドルを下にぐいっとさげるたびに水が勢いよく汲み出されます。
母は木の盥(たらい←これも死語?)に洗濯物を入れてすすぎます。



お母さん達は洗濯をしながらしゃべりどおしでした。
何をしゃべっていたのかは今では思い出せませんが、たわいもないことだったのでしょうね。
お米をといだり食器を洗ったりしながらも井戸端会議は開催されました。
でもそれもまもなく電動のポンプの普及が始まると各戸は簡易水道(?)を施設するようになり井戸端会議はなくなりました。

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