移り気なブログ

テーマなどない自由気ままな雑記帳です。

ミルフォードトラック5日目

ツアーの最終日は歩きは無し、ミルフォード・サウンドのクルージングです。
クルージングに関しては正直、それほどでもありませんでした。
連日、晴天に恵まれたツアーでしたが、このクルージングだけは雨が降ったほうが素晴らしいらしいです。
雨の日には絶壁のいたるところから滝が流れ落ちるのだそうです。



クルージングというとリッチな響きがありますが、ただ船に乗っているだけというのはなんとも退屈です。
フィヨルドのすごい景色にもっと感動してもいいところですが、クルージングという受動的な楽しみ方になじめません。
どうやら私はとことん貧乏性にできているようです。
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唐突にトイレの写真です。
ニュージーランドのトイレはどれもこれも高さが高いんです。
比較的体の小さな東洋人にはきついです。
身長172cm、平均的な日本人よりは股下の長い私(笑)でもすれすれです。
ほとんど背伸びしないといけないくらいです。
左の写真の一番奥は子供用なのか、少し低く設置してあります。
日本人は皆それを使用していました。
さらに右の写真のトイレはもっと驚きました。
最初、洗面台だと思いました。
それにしては蛇口がないな、とよく観察すると底を水が流れています。
ははあ、と思いましたね。
トイレだったんです。
高さがあるので、若干低い洗面台のように思えたのでした。

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前にニュージーランドの道はいい、と書きましたが、さらにニュージーランドの道はトンネルがないんです。
山のふもとをぐるっと回りこんでどこまでもくねくねと道が続いています。
日本なら間違いなくトンネルを掘って道を通すだろうな、というところが随所にありました。
だから距離のわりに所要時間がかかります。
そんな中で唯一遭遇したのがこのトンネルでした。
ミルフォード・サウンドからテ・アナウへ戻る途中です。
トンネルは一方通行で(多くの橋も一方通行です)信号が設置されていました。
なんと15分間隔です。
私達のバスも10分近く停車していました。
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クイーンズタウンに戻り、車を置かせてもらっていたホテルに再びチェックインしてからぶらぶらと観光に出かけました。
ゴンドラに乗り展望台へ行きました。
ゴンドラはかなりの急斜面を登っていきますが、そのゴンドラの下の急斜面に登山道がつけられているのには驚きました。
あれはきつい。
七倉尾根の鼻付八丁が続いているようなものです。


E-P2のジオラマでクイーンズタウンの街を撮ってみました。
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展望台から町並みを眺めていると
「キャーーーー」
という女性の悲鳴が聞こえました。
何事か、と声のしたあたりに視線を移すと人がロープにぶら下がって振り子のように揺れていました。
ニュージーランドはバンジージャンプ発祥の地なのだ、ということを思い出しました。
お金を払ってあんな思いをする人の気が知れません。
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ミルフォード・トラックの5日間は今思い出しても夢のようです。
ガイドツアーは確かに高かった(1900ドル)けど、それなりにすばらしかったので納得の価格だと思います。
次回(おそらくないでしょうけど)は個人ウォークでもいいかな。



明日からはマウント・クックに向かいます。